「わ、私達って友達なのかしら!?」
あ、声裏返った。恥ずかしい。
栗谷天音も目を丸くして黙っちゃったし。
ポッポと顔が熱くなって、居た堪れなさに背中が縮こまる。
変なこと聞くんじゃなかった。
気まずいし、違うって言われたらどうすれば――……
「ふっ、あははは……っ!」
……笑われた!!
肩を震わせて笑いを堪える栗谷天音の様子に、ガーンと分かりやすくショックを受ける。
これは何?引っかかったなバ――カ!
お前なんかと友達なわけねーだろってやつ?
それなら受けて立つと表情が険しくなり始めた私に気づいて、栗谷天音は慌てて笑う自分を収めようとし始めた。
「違……!ごめんなさい、違うんです!
これは、その……、っふ、姫ちゃんがあまりにも可愛くて……!」
「かっ……可愛い!?」
再びガ――ン。
でも今度は悲しみではなく驚きのガ――ンだ。
未だに笑いで体を震わせる栗谷天音の向かい側で、私も恥ずかしさで目を白黒させている。
栗谷天音はしばらく笑い転げたあと、自分を落ち着かせるように息をつくと改めてしっかりと私と向き合った。
「失礼しました。質問にお答えしますね。
私は、姫ちゃんとは出会った日からとっくにお友達……
そう思っていましたよ。」
そう言って、彼女ははにかんだ柔らかい笑顔を見せる。



