姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


ガチャリ。

「!!」

再びドアノブが回った音がした。
慌てて今度は私が近江涼介に飛びかかろうとしていると、躊躇いもなく一気にドアが開いてよく知った茶髪と金髪が入ってきた。

「こんなところあったんだね〜。知らなかったなぁ。」
「穴場だな。」


榛名聖と広瀬真だ。

驚いて勢いよく近くの近江涼介の方を向くと、「さっき呼んでおいた。」とスマホを取り出して答えた。

「俺達大浴場行ったんだけどー……
すごかったよね、まーくん。注目されすぎて。」

「っとーにウザかった!
ヤローがヤローの裸見て何がおもしれーんだ、クソ!」

思い出し怒りをしながら広瀬真は1人掛けのソファにどかりと座る。

それに続いて私達も同じ島のソファに座った。
1人分足りなかったから、榛名聖は近江涼介の座るソファの肘置きに腰掛ける感じだったけど。