姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


「不良なんて野蛮って思ってたけど、このお話の登場人物は素敵なのよねぇ。」

「あら、西園寺さんはどのキャラクターがお好みなの?」

キャッキャとはしゃぐ女子達に、興奮気味に好きなシーンを話し合う男子達。
俺はその中でパラパラとページを捲っていった。

冒頭は一巻の表紙になっていた主人公がとある荒れた高校に転校してくるシーン。

主人公の強さを提示するための暴力描写がとにかく多くて、面白さがわからない。

それでもザッと見ていくと、主人公の孤独が漂い始め、苦境に立たされ、そして誰かが助けに現れソイツが仲間になっていく。


人生2度目の衝撃。
そして気づいたら言っていた。


「これ、貸してもらえないかな!?」