姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


―――昼休み、屋上に続く階段の踊り場

「やぁやぁまーくん。黄昏てるねぇ⭐︎」

屋上に続く扉手前の段差に座って参考書片手に1人で昼食をとる真の元に、聖が穏やかな笑みを携えて現れた。

「なんでここがわかったんだよ。」

胡散臭さがわかるのか、真はジト、と階段を登ってくる聖を睨む。

「まーくんのぼっち飯はいつもココ。涼ちゃんに誘われて旧校舎に通い始める前はそうだったよねぇ?」

「怖ぇよ…ストーカーかよ……。」

怒る気も失せてドン引きする。そうしている間に階段を登り切った聖が真の隣に腰掛けた。

「またひーちゃんと喧嘩したんだって〜?」

「……喧嘩じゃねぇし。」

「大方ほっぺチューしたこと“よくやった!”とか大喜びで褒められたんでしょ?」

「なんで知って……!?」

「あれ、当たっちゃった⭐︎」

こういうの当てるの得意なんだよねぇ、と聖はけらけら笑う。
さて、本題はここからだ。