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翌日朝、賑やかな教室で珍しく榛名聖と広瀬真が早く登校して私が来るのを待っていた。
「おはよー、ひーちゃん。昨日大丈夫だった〜?」
「……はよー……。」
「顔色悪ッ。まさかお前も熱!?」
「いや、違……単純に寝不足なだけ……。」
不覚にもよろけてしまって咄嗟に広瀬真が支えてくれた。2人の顔を見て声を聞いたら、安心して眠くなってきた。
「イヤ、待て待て待て!ここで寝るな!」
自分に私の全体重がかかり始めたのに気づいて、広瀬真が焦って私の背中を叩く。
「これはちょっと、このままサボりだねぇ。」
なんの躊躇いもなく榛名聖がそう言って、私たち3人は始業のチャイムが鳴る前に旧校舎へと向かった。


