姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


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翌日から、私に会いにきていた奴らは綺麗さっぱりいなくなった。

榛名聖の推理では、近江涼介の威嚇と警告も利いたけど、それよりも“清純”と決めつけた私が、男に守られていたショックが大きかったからなんじゃないかって。

SNSにはTシャツにショーパンなんてラフで露出多めな姿だった上に、満面の笑顔で榛名聖の腕に絡みついていたのに“清楚”のイメージがつくなんて……

私の顔面はやっぱり偉大だと思った。


旧校舎のいつもの教室、いつもの席で清々しく伸びをする。

「なんでもない日常最高!素晴らしい!最高!」

「わぁ〜見事な手のひら返し⭐︎」

「お前2度と暇って言うなよ…?」

「本当それな。」

友達とダラダラ過ごす1日に乾杯したくなる。
そんな気持ちを今、ちゃんと噛み締めていた。