姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


「あのラッシュガード、まーくんのだよねぇ?

ひーちゃんの水着姿、他の人に見られるの嫌だった?
古風。ムッツリ。やーらし〜。」

耳元でクスクスと笑う聖の言葉に、真はボン!と火がついたように耳まで赤くなる。

居た堪れないほどの恥ずかしさに、怒りすら込み上げてくるほどに。

「ちちちちげーー!!
姫、今すぐそれを脱げ!返せ!」

「え、何!?なんなの急に!」

姫の元へと全力ダッシュして剥ぎ取るようにラッシュガードを剥ぎ取る。

その行動も聖の玩具になった。

「わぉ、脱がせちゃった⭐︎それどうするの?着るの?
硬派で古風なまーくんが〜?」

今にも噴き出しそうなのを口元に手を当てて堪えながら、煽り続ける。

「それどうするの?」

渉も笑って首を傾げる。

こちらは変態(疑惑)から可愛い妹を守るための圧をビシバシ発していた。