姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


「……ところで、一個確認しておきたいことがあるんだけど。」

ひと笑い済んだところで、渉さんがにっこりと笑う。
と言うかずっと笑顔だったんだけど、今の笑みには圧が出ている。

「聖くんは、姫のことをどう思ってるの?」
※訳:一応確認だけど、害虫ではないよね?

背後に意訳の文字がしっかり見えて、妹を守らんとする威圧的なオーラにはさすがシスコンと感心する。

「熱血漢のまっすぐバカで、少年漫画の主人公みたいだなって思ってます〜。」
※訳:恋愛対象外なんで安心してください。

「そっか!いつでも遊びにきてね。」

「はーい、ありがとうございまーす⭐︎」

――こうして俺はひーちゃん家に居着くようになったのでした。