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旧校舎のいつもの教室は、もわっと湿気った空気が蒸し暑い。
「何だよ!俺は疲れてんだよ、帰らせろ。」
広瀬真が不機嫌そうに腕を組む。
近江涼介は興味なさそうに下を向いている。
榛名聖はにこにこ頬杖をついているけど、多分コイツも興味を示してはいない。
――そんなのとっくに予想済み。
だけど聞いて驚け。
これを見たらびっくりしてひっくり返るに違いない。
後ろ手に隠していた紙を、ババーンと腕いっぱい前に伸ばして提示した。
大きな文字で“夏休みの予定”と書かれたその紙に、3人は目を丸くする。
そして見出しの下には私が考えた夏の予定の長ーいリストが続いているのだ。
「なんだこれ、全部こなしたら新学期に食い込むぞ。」
「思いつく限りぜーんぶ書いたんだろうねぇ。
後先考えず。」
「お祭り女。」
あれ、反応イマイチ??
今度は私の目が点になる。



