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「ひっ、ひひひ姫!?なんでソイツ……!え!?」
玄関を開けたら音に反応して傑兄ちゃんが自室から出てきた。
私と榛名聖のツーショットにめちゃくちゃ動揺して、持っていたスマホを放り投げるようにして落とした。
「傑兄ちゃんちょうどいいところに!ちょっとコイツに服貸してー……いや、ちょっと小さいか。
渉兄ちゃんの服借りて、コイツ着替えさせといて!」
乱雑に靴を脱いで慌てふためく傑兄ちゃんの横を素通りして、私は私の自室へと向かう。
私から欲しい回答を得られなかった傑兄ちゃんは、そっぽ向いてかったるそうに立っている榛名聖に血眼になって詰め寄った。



