「着いて来なさい!今からその歪んだ性根を矯正してやる!!」
教科書を抱えて次の授業に遅れないよう足早に歩く人達が、その流れに逆らって力強く歩く私とそれに続く榛名聖に何事かと振り返る。
――言い逃げなんて許さない。
その一心で前だけを見て突き進んでいく。
さすがの榛名聖も状況理解が追いつかないようで、珍しく動揺した顔をしてなすがままになっている。
上手に先生に見つからないようなルートを選んで、学校の裏門をくぐる頃には本鈴が鳴り終わっていた。
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