姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


ひとりぼっちの私の世界に、ある日突然変な王子共がやってきた。

「お前……相当性格歪んでるな。」

「テメーまた来たのか、ブス!」

「相変わらず、自意識高いねぇ⭐︎」


傍若無人で失礼な奴ら!
大嫌い。絶対に屈服させてやる。


――そう思っていたのに。


「……姫が楽しそうだと思って。」

「お前の努力は認めてんだよ!
……動機は気持ち悪ぃけど。」

「大丈夫だよ、ひーちゃん。
俺がちゃんと救ってあげるから。」

孤独だった世界が、ドッタバタの毎日に一変。



……だけどまぁ、悪くはなかったりするのです。