スパイラル・コード〜内緒でハッカーやってたら、最強アイドルにバレちゃいました〜



 えっ、蒼真くん!?
 隼人くん一人置いて行くってこと?


「でも……!」

「大丈夫だ、あいつは強い」


 力強く言い切ったその言葉には、隼人くんへの信頼を感じられた。


「そういうこった! ここは任せて先に行け!」

「隼人くん……」

「早く!」


 心配だけど、ここは隼人くんを信じよう――!


「わかった! ありがとう!」

「無茶だけはするなよ」

「わかってるよ、リーダー」


 後ろ髪を引かれる思いがあったけれど、振り切って先に進んだ。

 隼人くんの無事を祈りながら、蒼真くんとともに前に進む。


「あいつらの邪魔はさせない。全員まとめてかかってこい!」


 後ろから隼人くんが叫ぶ声が聞こえる。
 それでも私は振り返らず、先を急いだ。


「大丈夫だ」


 私の気持ちを察してくれたのか、蒼真くんが声をかける。


「俺たちは俺たちのやるべきことをやるぞ」

「うん!」


 私は大きくうなずく。
 懸命に足を動かして、犯人の待つ部屋へと向かう。

 蒼真くんと一緒なら、きっと大丈夫だ――!