AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 まさか、本当に“あの顔”の女が現れるなんて。リアルに作ったつもりではあるけど、三次元に現れるなんて、そんなの想像の範疇を超えている。しかも同じ生活圏内にいるときた。

 偶然にしては、どこかできすぎてる。

 そう考えたところで、天喜はわずかに目を見張り、首を捻った。

 本当に偶然か……?

 頭の隅でなにかが引っ掛かる。

 あの顔を作ったとき、俺はなにを思って生成したんだっけ? なにか……忘れてないか?

 あの顔。どこかで見てないか?

 自身の記憶をたどるものの、納得できる答えが見つからない。

 結局のところ、悶々とした気持ちを重苦しい息とともに吐き出すしかなかった。

 あの女とさっさとヤれたらラクだったんだ。……けど、どうやらそう簡単にはいかなさそうだし。なにかねーかな。あいつを困らせる方法。

 飲み干したカップを無造作にシンクに放り込み、天喜は浴室へと消えた。

 *

 翌朝。皿の中のシリアルをスプーンですくいながら、日葵が期待を滲ませた瞳で天喜を見た。

「ねぇ、パパ」
「……うん?」
「次はいつ、じゅえちゃんに会えるかな?」