AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

「日葵の母親が俺の名前と連絡先を日葵に持たせていたの。施設から電話を受けて……俺が迎えに行った。だから家族——なわけ」
「……でも、お母さんは……?」
「誰かわかんない」
「なんでそうなるの?」
「七年……いや、八年ぐらい前だから。当時の相手として……思い当たる節が多すぎるんだよね」
「……はぁ??」
「普通に関係のある女、五人ぐらいいたし。一応、全員に当たってみたけど、出産してないって言うから。もしかしたら行きずりの女かなって思ったんだけど……。可能性を考えたら、わざわざ探すのも億劫、的な?」

 ……信じられない。

 悪びれもなくヘラっと笑う久々津に、心底ドン引きしていた。倫理観の崩れきった久々津に、ゾッとするほど鳥肌が立った。

 彼女という存在が同時に五人いたという、最低最悪な五股事実を、武勇伝のように語るのもそうだが。結果、母親が誰かわからない。しかも、たった一夜限りの行きずりの相手だった可能性まであるというのだ

 こいつ……クズだ。

 クズ。女の敵。

 父親のだらしない下半身のせいで、あの幼い少女が心を砕いているのだ。

 宝瑠は嫌悪感から顔をしかめ、久々津に再度目をやった。

「なにその顔。そんな、虫けらを見るような目で見んなよ」

 言いながら久々津は笑っていた。