天喜が声をかけるのもそっちのけで、日葵はエメラルドグリーンの羽をした蝶を追いかけていた。蝶は公園のそばにある植え込みの上を舞い、ひらひらと宙空へ昇っていく。
日葵は公園の前で立ち止まり、じっとそれを見上げていた。
捕まえたかったのかな……?
ぼんやりとそんなことを思い、宝瑠は日葵と蝶を見つめた。
「なぁ?」
隣から声がかかるのと同時に、天喜に手を引かれた。
「今夜さ。日葵が寝たら久しぶりにヤろうぜ?」
耳元で囁かれ、カッと頬が熱くなる。「は?」と声が上擦った。
「久しぶりって、この間したばっかでしょ?」
「この間っていつ? 覚えてないんだけど?」
しれっとした態度で言い張り、天喜は肩をすくめた。
ったく、この男は。つい三日前にしたばかりだと言うのに。
「白々しい」
ジトっとした目を向けると、天喜は「あはは」と悪びれなく笑った。
「なんつーか。宝のよがり顔、クセになるんだよなー」
「昼間っからそういうこと言わないで」
宝瑠は天喜の胸元を人差し指で突つき、釘を刺した。
「はいはい」と反省もせずに、彼はふっと息をつく。
「ひまちゃん」と前方に声をかけて、宝瑠は日葵に追いついた。きゅっと手を繋ぐと、彼女は「えへへ」と純粋な笑みで見上げてくる。小さな手の温もりに、胸がふわりと和らいだ。
「ねぇ、ママ!」
「うん?」
日葵は公園の前で立ち止まり、じっとそれを見上げていた。
捕まえたかったのかな……?
ぼんやりとそんなことを思い、宝瑠は日葵と蝶を見つめた。
「なぁ?」
隣から声がかかるのと同時に、天喜に手を引かれた。
「今夜さ。日葵が寝たら久しぶりにヤろうぜ?」
耳元で囁かれ、カッと頬が熱くなる。「は?」と声が上擦った。
「久しぶりって、この間したばっかでしょ?」
「この間っていつ? 覚えてないんだけど?」
しれっとした態度で言い張り、天喜は肩をすくめた。
ったく、この男は。つい三日前にしたばかりだと言うのに。
「白々しい」
ジトっとした目を向けると、天喜は「あはは」と悪びれなく笑った。
「なんつーか。宝のよがり顔、クセになるんだよなー」
「昼間っからそういうこと言わないで」
宝瑠は天喜の胸元を人差し指で突つき、釘を刺した。
「はいはい」と反省もせずに、彼はふっと息をつく。
「ひまちゃん」と前方に声をかけて、宝瑠は日葵に追いついた。きゅっと手を繋ぐと、彼女は「えへへ」と純粋な笑みで見上げてくる。小さな手の温もりに、胸がふわりと和らいだ。
「ねぇ、ママ!」
「うん?」



