AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 今の時代に合わせた授業スタイルで、児童たちは教壇のそばに設置されたモニターを見ながら説明を聞いていた。

 先生が板書をしながら、問題を出す。すると子供たちは元気よく手を挙げ、当ててもらおうと必死になった。お父さんお母さんに頑張っているところを見てもらいたい、そんな健気な様子が伝わり、微笑ましくなる。

「はい!」と声を出し、日葵も指名してもらおうと必死だった。

「日葵さん」

 苗字ではなく今時は下の名前で呼ぶんだ。なんとなくそう思った。

 日葵は席を立ち、意気込んで解答を述べた。先生がにっこりと微笑んで「いいですねぇ、面白い答えですね」と言うと、日葵は誇らしげに頷き、着席する。

 そしてこちらへ振り返ると、「今の見てた?」とでも言いたげに宝瑠と天喜に目配せをした。

「ああいう、必死になって頑張るとこ。宝によく似てるよな?」

 天喜が隣からこそっと囁き、宝瑠は眉を下げて小さく笑った。変に照れくさかった。

 参観のあと保護者総会を終えて、天喜と日葵と三人で帰宅する。日葵を真ん中に挟み、手を繋いで歩いていた。絵に描いたような、幸せいっぱいの家族図だ。

「あっ、めずらしいチョウチョがいるっ!」

 日葵は弾かれるように走り出し、両親の手をパッと放した。

「ひまっ、慌てて転ぶなよ」