AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 昇降口で持参したスリッパに履き替えると、天喜が階段のある方向を指差した。外靴を袋にしまい、彼の腕に手を添えて歩き出す。

 今日は進級して初めての参観日だった。

 まだ授業が始まる前の休み時間なので、子供たちのはしゃぎ声がそこかしこから聞こえてくる。

 小学校に来るのなんて、何年ぶりだろう。宝瑠はドキドキしながらも、天喜と顔を見合わせて笑う。

 階段を一段一段上がるたびに、不思議と高揚感が増していく。

 廊下には、参観日を待つ保護者たちの姿がちらほら見えた。スーツ姿の父親や、カジュアルな服装をするお母さん連中が子どもを探すように教室をのぞいている。

「二年二組だから……奥の教室だな」

 天喜に手を引かれて、宝瑠は廊下を進んだ。

「あ、ひまちゃん、いた」
「どこ?」
「窓際から二列目の、前から三番目の席」
「……ほんとだ。入ろっか?」
「うん」

 そろそろ授業開始となるので、数組の保護者は、すでに教室の後方に並んで立っていた。

「ママっ、パパっ」

 日葵が宝瑠たちに気づき、嬉しそうに声をかけてくる。席に座りながら手を振っていた。宝瑠は日葵を見て、しとやかに振り返した。

 やがてチャイムが鳴り、女性の担任教師が教室へ入ってきた。国語の授業だった。