AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 そして彼からその後のレミックスの近況を聞き、宝瑠はあまりの事態に言葉をなくした。

 先日、宝瑠の元上司、部長の谷原に数日の処分が下されたそうだ。なんでも谷原の奥さんが社内に乗り込み、不倫相手に暴行を加えたらしい。そのゴタゴタのせいで社内が一時騒然となり、業務に支障をきたしたのが理由だそうだ。

 正直、笑えない。宝瑠の炎上騒動が飛び火した結果かもしれないが、夫婦間の問題なので一概にそうとも言えない。

 小野寺はコーヒーを飲みながら「女って怖いよなぁ」と眉を下げて笑った。

「それはそうとさ」

 小野寺は思い出したように話題を変えた。

「今だから言えるんだけど。俺さ……久々津さんがいつから四ノ宮を好きだったのか、なんとなくわかるよ?」
「……え」

 以前、宝瑠が天喜と結婚することになったと報告をしたとき。宝瑠は、「天喜にいつそんな変化があったのか、全く心当たりがない」ともらしていた。

 小野寺はコーヒーのカップを置き、続きを話した。

「四ノ宮がさ。久々津さんちを飛び出して、一週間ぐらい別居状態になったことあっただろ? あのあと北海道に行ったりしてさ?」
「あ、うん」

 瑠奈の問題があったときだ。

「俺、あのときに思ったんだよなぁ。久々津さん、何がなんでも四ノ宮のことを手放したくないんだろうなーって」
「そうなんだ?」