“言っても仕方ないってわかってるから”、そう言ったら、天喜はお決まりのごとく「あっそ」って返すに違いない。絶対不機嫌になる。
再就職の兆しが見えて、喜んでくれてるのに。せっかくのいい雰囲気がぶち壊しになる。
今までテルナに話していたように、不安を共感してもらって、それで満足、とはいかないのだ。
動揺から沈黙を続けていると、天喜がハァ、とうんざりした様子で息を吐いた。
「だったらどうすんの? 名前変えんの?」
「も、もういいよ、その話は。考えたって仕方ないんだから」
「仕方なくないだろ、別に」
天喜がチッ、と舌打ちをついた。そのまま無言で立ち上がる。
リビングから出て行き、仕事部屋の扉がバタンと閉まった。
……最悪、怒らせちゃった。
どうして私っていつもこうなんだろう……。
不安とか心配なことがあると、ネガティヴモード全開で、ほんとどうしようもない。
思わず「ああ」と呻いた。
しばらく項垂れたままで頭を抱えていると、ガチャ、と音がして、またリビングの扉が開いた。
天喜が戻ってきた。
あれ? 仕事に戻ったんじゃなかったの……?
「宝」
彼は宝瑠を呼び、さっきまで座っていたソファに腰をおろした。手にはA5サイズの封筒を持っていて、それを宝瑠に差し出してきた。
なに……?
再就職の兆しが見えて、喜んでくれてるのに。せっかくのいい雰囲気がぶち壊しになる。
今までテルナに話していたように、不安を共感してもらって、それで満足、とはいかないのだ。
動揺から沈黙を続けていると、天喜がハァ、とうんざりした様子で息を吐いた。
「だったらどうすんの? 名前変えんの?」
「も、もういいよ、その話は。考えたって仕方ないんだから」
「仕方なくないだろ、別に」
天喜がチッ、と舌打ちをついた。そのまま無言で立ち上がる。
リビングから出て行き、仕事部屋の扉がバタンと閉まった。
……最悪、怒らせちゃった。
どうして私っていつもこうなんだろう……。
不安とか心配なことがあると、ネガティヴモード全開で、ほんとどうしようもない。
思わず「ああ」と呻いた。
しばらく項垂れたままで頭を抱えていると、ガチャ、と音がして、またリビングの扉が開いた。
天喜が戻ってきた。
あれ? 仕事に戻ったんじゃなかったの……?
「宝」
彼は宝瑠を呼び、さっきまで座っていたソファに腰をおろした。手にはA5サイズの封筒を持っていて、それを宝瑠に差し出してきた。
なに……?



