AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 宝瑠は彼から目を逸らし、しどろもどろに言葉を続けた。

「謹慎中だから、気が引けるっていうか。悪いことしてるみたいに思えてきて」
「そんなの、宝が気にする必要ないと思うけど?」
「でも……」
「だいたい謹慎処分で二ヶ月もくらうってなに? あまりにも酷すぎない?」
「それは私が……軽率に色々書いたから」
「あんなの日記みたいなもんだろ? だれにも読まれないの前提で書いてて、それを悪用されたの。宝、なにも悪いことしてないじゃん?」
「……うん、まぁ」
「むしろ被害者。被害者の上に罰までくらってんの。理不尽だと思うけどなぁ、俺は」

 そう言って天喜は不満そうに顔をしかめ、キッチンへ歩いていった。チッ、と舌打ちまでついている。

「じゃあ今日は。家でゆっくりして……映画でも観る?」
「……あ、うん」

 結局は部屋デート……ってこと?

 天喜は二つ出したマグカップにコーヒーを淹れながら「温泉は来週にするか」と独りごちていた。

 *


 それから数日後。
 宝瑠は日葵を寝かしつけたあと、スマホを手にリビングで寛いでいた。

 ふいに電話が鳴った。小野寺からの着信だった。会社の近況だ。そう思い、いくらか身構えた。

「もしもし?」

 声のトーンを抑えて出ると、いつもの穏やかな声が耳に届いた。

『四ノ宮。今、大丈夫か?』