AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 宝瑠が睨んだとおり、少女はやはり新一年生だった。

 宝瑠は再度スマホに目を落とし、ネットに掲載された電話番号をタップした。久々津のスマホと違い、こちらはすぐに繋がった。

『はい、青波(あおなみ)小学校です』
「お忙しいところ、失礼いたします。(わたくし)、株式会社レミックスの四ノ宮と申します」

 言いながら宝瑠はその場で立ち上がる。相手に誤解や不安を与えぬよう、簡潔に事実を伝えると、受話器の向こうから息を呑む気配が伝わってきた。

『……いました、日葵ちゃんっ、今外にいるそうですっ』

 相手の女性は動揺したためか、送話口を手で押さえることなく声を上げた。職員室にいる教員たちへ周知させている。

『あの、すぐにでも日葵ちゃんを保護しに伺いたいのですが、そちらの住所の確認を……』

 電話の向こうから聞こえる声は、どこか焦りと混乱が入り混じっていた。職員室の緊迫感が伝わってくるようで、宝瑠は静かに息を整えた。

「申し訳ありませんが、まずは学校側から親御さんへご連絡いただけますか? こちらから何度かけても繋がらないので」

 宝瑠の申し出に、一瞬の沈黙が落ちた。

『で、ですが……児童が勝手に校外へ出たとなると、私たちも責任がありますし、すぐにでも保護しないと……』