玄関で靴を脱ぎながら、宝瑠はぎこちなく笑みを固めた。
「あ、あのね、天喜」
「うん?」
「そんなに連日……出かけて大丈夫?」
「……なにが?」
困惑する宝瑠を見て、天喜は小さく首を傾げた。
「天喜の仕事に、支障出ないかなって」
「あー。それなら大丈夫。ちゃんとスケジューリングして進めてるから」
「そっか、そうよね……」
宝瑠は伏せがちの目を泳がせながら、次にかける言葉を探した。
天喜と穏やかに過ごせるのは嬉しい。けれど……謹慎期間なのにと思うと、心のどこかで悪いことをしているような気になってくる。
自分を律して静かに過ごす期間だと思っているので、好きな人と連日遊んでいるのはちょっと違う気がする。休暇ではないのだ。
それに——。
「なに? もしかして疲れた?」
天喜は、戸惑う宝瑠を見て優しそうな笑みを浮かべた。
なぜこんなに彼が優しいのか、不思議で仕方なかった。
先月のことを思えば、目を逸らされたり、急に不機嫌な顔つきで距離を取られたりしていたので、天喜の挙動の変化は謎でしかない。
「ねぇ、天喜。私いま、謹慎期間なの」
「知ってるよ」
「だから……毎日遊びに出かけたりするのは、ちょっと」
「ああ、お金が心配? 大丈夫だよ、俺が出すし。せっかくの休みなんだから楽しまなきゃ損でしょ」
「ち、違うの。そうじゃなくて」
「あ、あのね、天喜」
「うん?」
「そんなに連日……出かけて大丈夫?」
「……なにが?」
困惑する宝瑠を見て、天喜は小さく首を傾げた。
「天喜の仕事に、支障出ないかなって」
「あー。それなら大丈夫。ちゃんとスケジューリングして進めてるから」
「そっか、そうよね……」
宝瑠は伏せがちの目を泳がせながら、次にかける言葉を探した。
天喜と穏やかに過ごせるのは嬉しい。けれど……謹慎期間なのにと思うと、心のどこかで悪いことをしているような気になってくる。
自分を律して静かに過ごす期間だと思っているので、好きな人と連日遊んでいるのはちょっと違う気がする。休暇ではないのだ。
それに——。
「なに? もしかして疲れた?」
天喜は、戸惑う宝瑠を見て優しそうな笑みを浮かべた。
なぜこんなに彼が優しいのか、不思議で仕方なかった。
先月のことを思えば、目を逸らされたり、急に不機嫌な顔つきで距離を取られたりしていたので、天喜の挙動の変化は謎でしかない。
「ねぇ、天喜。私いま、謹慎期間なの」
「知ってるよ」
「だから……毎日遊びに出かけたりするのは、ちょっと」
「ああ、お金が心配? 大丈夫だよ、俺が出すし。せっかくの休みなんだから楽しまなきゃ損でしょ」
「ち、違うの。そうじゃなくて」



