AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 明日からはちゃんと片付けもして、慣れない料理にもチャレンジしよう。なにか一品だけでも作って、天喜と日葵を驚かせてやろう。
 宝瑠はひそかに考え、自分も頑張らなきゃ、と思うのだが。

 その翌日。

「宝、今日はどうする?」
「……うん?」
「どっか、買い物にでも行く?」

 天喜がにこにこしながら、近づいてくる。宝瑠は洗濯物のかごを手に、今まさにそれを干そうとしていた。

「か、買い物って。食材は足りてるでしょ?」
「スーパーじゃなくて。最近できたショッピングモール。ファミリー向けじゃないから、ひまを連れて行っても退屈させるし。俺と二人で行かない?」

 ……んん?

 宝瑠は困惑しつつも微笑んだ。「いいね」と返すと、天喜は嬉しそうに「だろ?」と答えた。

「洗濯物は俺が干しておくから、宝は準備してこいよ」
「……あ、うん。ありがとう」

 まさかのデート二回目……? なんで?

 宝瑠は首を捻りながら、洗面台の鏡と向き合い化粧を済ませた。

 ていうか、天喜のキャラじゃなくない?

 考えても仕方のない疑問がぐるぐると頭を駆け巡った。それでも、宝瑠は天喜のテンションに合わせることにした。

「あ。あの服、宝に似合いそう」
「……え」

 ふいにドキンと鼓動が跳ねた。
 きょとんとする宝瑠の腕を引き、天喜は店頭に並んだマネキンを指差した。