AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

「天喜が、泣く女の人嫌いだって知ってるのに……つい、気が緩んで」

 ハァ、と重いため息が聞こえた。天喜が呆れた目で、自分を見ていた。

「別に。宝が泣いてんの見ても、嫌とは思わないけど」
「え……?」
「つーか。最初から泣いてんの見ても、不快とか思ってないし。前に言ったアレは……言葉の綾ってやつだし」

 若干ふてくされた顔をして、彼が目を逸らした。唇を尖らせ、不服そうな表情を浮かべている。

「そうなの?」とどこか拍子抜けするような思いで尋ねていた。

 天喜は首だけを動かし、うんうんと首肯した。

「とりあえず。俺の話、聞いてもらっていい?」
「あ、うん」

 天喜はマウスに触れて、画面をクリックした。

「今回、このJustice(ジャスティス)_Hammer(ハンマー)ってやつが全ての火種になってんだけど。これ見て、宝はどう思った?」
「どうって……」

 宝瑠はパソコン画面がよく見えるよう、少し前に移動した。今朝見た投稿を、控えめに見つめる。

Justice(ジャスティス)_Hammer(ハンマー)
四ノ宮宝瑠が明かした、天才ゲームクリエイター“Aki”の正体。
これって明らかな個人情報流出だよね?みんなはどう思う?[問題の写真]』

 閲覧数はすでに数万単位に及んでいて、いいねもリスパークの数値も未だに伸び続けている。