AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

「だって、パパにおこられるもん!」

 ……うーん。

 いずれにしろ、久々津から注意を受けるに違いないのだが。日葵は自分のスマホから連絡するのを断固として拒んだ。

「じゃあ、仕方ないか……」

 宝瑠は観念し、別のアプローチに切り替えることにした。

「ひまちゃん、今日学校は?」
「行ったけど……とちゅうで帰ってきたの」
「途中でって……正門には守衛さんがいるよね? どうやって学校から出てきたの?」

 先ほど抱いた疑問を尋ねると、少女はイタズラがバレたような顔つきで「うんどうじょうから」と吐露した。

「運動場?」
「うん。水色のあみがちょっとだけやぶれてるから……そこから出たの」

 ……なんてこと。

 つまりはグランドの隅を囲っているフェンスが一部破損していて、小さな体だとすり抜けられるという意味だ。

 そう考えたところで、過去自分も、同じような方法で高校の屋上に出ていたなと、ふと思い出す。