宝瑠の顔がサッと蒼ざめた。平静を保てず、無視する形で帰社する流れとなった。
会社のエントランスを潜り抜け、しばらく歩いた先で立ち止まる。大きく息を吐き出し、荒い呼吸を繰り返した。
ようやくまともに呼吸できる、そんな思いだった。
鞄の中でスマホが鳴り、ハッとする。飛びつくようにそれを開くのだが、メール申請の返事ではなかった。ラインが一通届いていた。
【上から自宅待機のこと聞いたよ。四ノ宮、大丈夫か?】
小野寺からのメッセージだった。宝瑠は、彼のメッセージを読んで、すぐに返事を送った。
【大丈夫、とは言えないけど。上の判断だから仕方ない。私でもそうすると思うし】
送信して間もなく、またスマホが震えた。
【会社でまたなにか動きがあったら、共有する。気を落とすなよ、きっと時間が解決してくれるから】
小野寺らしい言い方に、少しだけ胸の内が熱くなった。
【わかった。ありがとう…】
読んですぐに返信し、また歩き出した。時刻はまだ、10時35分。午前中のこんな時間に帰社したことなんて、ただの一度もない。
立ち止まった交差点で、対面する赤信号を見つめた。
天喜に……なんて言おう。
これだけの騒ぎになってるんだもん、当然彼ももう知っているはず。
そう考え、再びスマホを開いた。
会社のエントランスを潜り抜け、しばらく歩いた先で立ち止まる。大きく息を吐き出し、荒い呼吸を繰り返した。
ようやくまともに呼吸できる、そんな思いだった。
鞄の中でスマホが鳴り、ハッとする。飛びつくようにそれを開くのだが、メール申請の返事ではなかった。ラインが一通届いていた。
【上から自宅待機のこと聞いたよ。四ノ宮、大丈夫か?】
小野寺からのメッセージだった。宝瑠は、彼のメッセージを読んで、すぐに返事を送った。
【大丈夫、とは言えないけど。上の判断だから仕方ない。私でもそうすると思うし】
送信して間もなく、またスマホが震えた。
【会社でまたなにか動きがあったら、共有する。気を落とすなよ、きっと時間が解決してくれるから】
小野寺らしい言い方に、少しだけ胸の内が熱くなった。
【わかった。ありがとう…】
読んですぐに返信し、また歩き出した。時刻はまだ、10時35分。午前中のこんな時間に帰社したことなんて、ただの一度もない。
立ち止まった交差点で、対面する赤信号を見つめた。
天喜に……なんて言おう。
これだけの騒ぎになってるんだもん、当然彼ももう知っているはず。
そう考え、再びスマホを開いた。



