AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 極度の不安と恐れから、心臓がドクドクと暴れだす。

 喉を締め付けるような恐怖が、突然目の前に降ってきた。
 暗い底なし沼に、無防備な状態で放り込まれたような、そんな気分だった。

 なんで? なんで? 意味がわからない。

 宝瑠は焦燥に駆られながらも、震える指先でスマホをスクロールした。

 廊下の中ほどで立ち止まっていると、何人かの同僚が通り過ぎていき、その顔は一様に引き攣っていた。
 みんな事の次第を把握しているのだ。

 宝瑠は次から次に並んだ投稿を流し読みした。

『四ノ宮宝瑠って誰?ぐぐっても出てこないんだがw』
『レミックスの社員だってよw 大手広告代理店の営業戦略課チーフらしい[名刺の写メ]』
『肩書きガチ勢じゃんww』
『顔出しもあったぞ[広報誌の画像]』
『普通に美人で草』
『で、結局この人なにやらかしたん?』
『これ見ろよw 一発でわかる[リスパークのURL]』

 その投稿に導かれ、宝瑠は引用されたURLを恐る恐るタップした。

 画面を見た瞬間、血の気が引いていくのがわかった。心臓が凍りつくように、全身が固まり、微動だにできなかった。

 アカウント名は『Justice(ジャスティス)_Hammer(ハンマー)』。直訳すれば「正義の鉄槌」といった意味だろう。