AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 宝瑠は斜向かいの妙子を見つめ、しばし無言になった。思わず「どういう意味?」と尋ねてしまう。

「ああいう人って、なかなかいないのよねぇ。芯がしっかりしていて、その場の空気もちゃんと察して行動できる人」
「……空気を、察して?」
「そう。もし、久々津さんが失礼なことをしても、それは敢えての行動で、状況を見て選んでるんだと思うの。自分が大事にしたい人とそうでない人を、ちゃんと見分けられるのよ」

 宝瑠は黙り込み、手元のカップに視線を落とした。「そう、なのかな」と、少し固い声で呟く。

「だから、久々津さんがじゅえちゃんを真っ直ぐ褒めてくれたのも、ただ褒めたかったんじゃなくて、守りたい気持ちの現れなのかもしれないわ。敵に回すとちょっと怖いけど、味方になってくれるなら、きっとどんなことも乗り越えられる——お母さんはそう思うのよね」

 年の功とでも言うべきか——妙子なりの見解を聞き、そういうものなのかな、と思った。

 過去、出会ったときのことを思い返すと、天喜はセクハラまがいのことをぽんぽんと言い、宝瑠の反応を面白がっていた。