AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 日葵はにこにこと笑みを浮かべながら、「好きっ」と返事をした。

「ひまね、くだもの大好きなの。りんごもブドウもオレンジも、あとイチゴが一番好きっ」
「あら〜、それはいいことねぇ」

 宝瑠は、妙子と楽しそうに話す日葵を見て、微笑ましい気持ちになった。スイカは果物じゃないんだけどなと思いつつ、こちらまで笑みを浮かべてしまう。

 子供のころは、母娘で食卓を囲むことすらほとんどなかったのに。大人になった今、こうして四人で食卓を囲んでいるのが不思議だ。

「そういえば、じゅえちゃん。さっき変わってないって言ったけど……ちょっと痩せたんじゃない?」
「うーん……そう言われれば。そうかも。多分食生活のおかげ、かな?」
「食生活?」
「うん……天喜がいつも美味しいご飯を作ってくれるから」

 言いながら照れくさそうに天喜を見ると、彼は目を細めて微笑んでくれた。天喜が他人行儀の顔をしている、そう察してはいるものの、その笑顔に胸の奥がきゅんと締め付けられる。

「あらまっ! なぁに、じゅえちゃん、至れり尽くせりなの? ありがたいことだわねぇ」

 妙子はそう言って、改めて天喜を見つめた。

「すみません。うちの子、私に似て家事が苦手で。料理なんててんでダメで」
「いえいえ、基本家事は得意な方がすればいいと思ってるんで僕は全然。それに宝瑠さんは優しい方なので、娘への気配りもよくしてくれていて。家に彼女がいるだけで、娘も喜んでるんですよ」

 なに、その褒め言葉。