AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 正しくは、“泣くだけでなにも変えようとしない女が嫌い”なのだ。母のように、いかに自分が傷ついているかを、涙という形で知らしめ責めてくる、その行為に何度も心を抉られてきた。

 あのとき、宝瑠は言い返せない悔しさから手を振り上げ、そして泣くという行為に繋がった。母のような、悲しみの涙ではなかった。

 そうわかっていながら、つい言ってしまった。売り言葉に買い言葉のように。

 宝瑠は優秀な人間だ。歳も天喜よりひとつ上なだけなのに、大手企業に勤め、肩書きも立派だった。学歴も社会的地位も高く、自分とは雲泥の差がある。

 だからこそ、その偉そうな鼻っ柱をへし折ってやりたくなった。

 社会でキャリアを積んで、さも優秀な顔をする宝瑠と、エリート意識の塊である義父の姿が、当初からシンクロしていた。

 普段、ゲームクリエイターとしての“Aki”は大手企業からの依頼を拒んでいる。
 それは、社会的身分の高い“成功者”への妬みと反発心からくるものだった。

 宝瑠のような、いかにも“勝ち組”という女性を支配し、屈服させてやりたい。ただ負けを認めさせたい、そう感じて同居も提案した。

 自らのポリシーを曲げるからには、宝瑠にもそれなりの傷を負ってもらう、そんな歪んだ感情から共に暮らし始めた。