AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 長堀のいる店が、心の拠り所になっているのは大きかった。これまで繰り返されていた多少の理不尽も、軽く受け流せるようになった。

 天喜は、長堀に迷惑をかけないように考え、配慮し、毎日ではなかったが、ちゃんと学校にも通った。

 ショットバーにいるときは、居候らしく、店の手伝いもした。未成年なのでお酒を扱うことは禁じられたが、皿洗いや接客のマナー、料理を基礎から教わった。

 そうした生活が一年半ほど続き、天喜は中学三年生になった。担任に進路選択を迫られて、“就職組”を選んだ。

 放任主義の義父はなにも言わず、天喜を見て鼻で笑った。その目にははっきりとした侮蔑が込められていた。まるで、落ちこぼれのおまえにぴったりだと言っているようだった。

 母は疲れたような顔つきで、「天喜の好きにしなさい」と言った。天喜は無言で頷いた。

 母を見て、心臓の奥がまた少し抉られた。母は、自分に対してどう接したらいいか、わからないようだった。

 これまで義父が天喜に対して行ってきた虐待を、容認していたのだ。親らしいことをするのに、罪悪感があったのだろう。とはいえ、母が無責任なことに変わりはなかった。

 天喜が十五歳を迎えたころから、生活の拠点がまた少し変化した。早い話、自宅には全く寄り付かなくなった。