「私……責めてないよ?」
ふいに瑠奈が優しい声を出した。
「誤解しないでね……? さっき言ったことは、私の身勝手な感情だから。じゅえちゃんはなにも悪くない。むしろ、そう思う私が間違ってるってだけで」
「……そんな」
宝瑠は顔を上げられず、頭を振った。小さく、鼻をすすった。
「ただね、じゅえちゃんは私のこと、買い被ってると思う。あのころの私を思い出して、“瑠奈が殺人を犯すなんて、なにかの間違いじゃないか”って。そう思ったと思うの。
……でも、私は、じゅえちゃんが思ってるほど綺麗じゃない。あんな奴らいなくなればいいって、当時からずっと思ってたし。だからこれは……当然の結果。起こるべくして起こったこと……なんだよ?」
宝瑠はもはや、なにも言えなかった。うん、と無言で頷くことしかできずに、膝の上で握りしめた手をじっと見つめていた。
「ねえ、天喜くん」と言って微笑み、瑠奈が隣の天喜に目を向けた。
「日葵は元気?」
「……ああ」
「写真で見て……もうこんなに大きくなったんだって思って。日葵、どんな感じ? 甘えただったり人見知りだったりする? それとも、元気いっぱいに走り回ってる感じ?」
天喜は日頃の日葵を思い出すようにして笑い、「そうだな」と相槌を打った。
ふいに瑠奈が優しい声を出した。
「誤解しないでね……? さっき言ったことは、私の身勝手な感情だから。じゅえちゃんはなにも悪くない。むしろ、そう思う私が間違ってるってだけで」
「……そんな」
宝瑠は顔を上げられず、頭を振った。小さく、鼻をすすった。
「ただね、じゅえちゃんは私のこと、買い被ってると思う。あのころの私を思い出して、“瑠奈が殺人を犯すなんて、なにかの間違いじゃないか”って。そう思ったと思うの。
……でも、私は、じゅえちゃんが思ってるほど綺麗じゃない。あんな奴らいなくなればいいって、当時からずっと思ってたし。だからこれは……当然の結果。起こるべくして起こったこと……なんだよ?」
宝瑠はもはや、なにも言えなかった。うん、と無言で頷くことしかできずに、膝の上で握りしめた手をじっと見つめていた。
「ねえ、天喜くん」と言って微笑み、瑠奈が隣の天喜に目を向けた。
「日葵は元気?」
「……ああ」
「写真で見て……もうこんなに大きくなったんだって思って。日葵、どんな感じ? 甘えただったり人見知りだったりする? それとも、元気いっぱいに走り回ってる感じ?」
天喜は日頃の日葵を思い出すようにして笑い、「そうだな」と相槌を打った。



