白と木目を基調にした店内は、落ち着きがありながらもどこか華やかで、壁際には色とりどりのワインボトルがセンスよく並べられていた。奥ではカウンター越しにシェフがパスタを手際よく調理していて、にんにくとトマトの香りがふわりと鼻腔をくすぐった。
メニューは「選べる前菜」と「パスタorリゾット」のランチセット。宝瑠が迷っていると、今井たちはもう“バジル香る小海老のトマトクリーム”に決めていた。
宝瑠はメニューの写真を見比べて、“釜揚げしらすと青じそのペペロンチーノ”に決めた。
パスタの湯気がふわりと立ちのぼるテーブルで、彼女たちとの話題は日常のささいなことから、同僚の近況へと移っていた。
「……四ノ宮チーフ、なんか最近、雰囲気変わりましたよね?」
フォークをくるくると回しながら、水野が言った。今井も「わかる」と頷いている。
「え、そう?」
宝瑠は、ナプキンで口元を押さえながら、思わず聞き返した。自分では特に変わったつもりはなかったので、思いがけない一言に目を瞬かせる。
「飯田さんからチラッと聞いたんですけど……なんでも、かっこいい彼氏がいて、すでに結婚秒読み、とか?」
「えっ……!」
フォークを落としそうになった。宝瑠は、目を見開いたまま固まる。心臓がひとつ、跳ねた。
メニューは「選べる前菜」と「パスタorリゾット」のランチセット。宝瑠が迷っていると、今井たちはもう“バジル香る小海老のトマトクリーム”に決めていた。
宝瑠はメニューの写真を見比べて、“釜揚げしらすと青じそのペペロンチーノ”に決めた。
パスタの湯気がふわりと立ちのぼるテーブルで、彼女たちとの話題は日常のささいなことから、同僚の近況へと移っていた。
「……四ノ宮チーフ、なんか最近、雰囲気変わりましたよね?」
フォークをくるくると回しながら、水野が言った。今井も「わかる」と頷いている。
「え、そう?」
宝瑠は、ナプキンで口元を押さえながら、思わず聞き返した。自分では特に変わったつもりはなかったので、思いがけない一言に目を瞬かせる。
「飯田さんからチラッと聞いたんですけど……なんでも、かっこいい彼氏がいて、すでに結婚秒読み、とか?」
「えっ……!」
フォークを落としそうになった。宝瑠は、目を見開いたまま固まる。心臓がひとつ、跳ねた。



