AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 なぜこの子はこんなに危ういのだろうか。

 天喜は、思わず首を傾げた。彼女が本気なのか、それともただの現実逃避なのか。

 そんなことも見極められないまま、気づけば考えていた——鞄の中に、避妊具はあっただろうかと。

 十数分、車を走らせ、A子とファミレスに入った。夕食をとりながらそこでも互いのことを語らった。

 天喜は今後手がけることになる仕事の話をし、A子は専門的な内容に何度も驚いた。「すごいなぁ、アキくんは」。そう言って柔和に笑うA子を見て、これが本来の笑みなのかもしれないと、ふと思った。

 A子はズボンのポケットを探り、二つ折りの携帯電話を取り出した。かつては受信料を払い、今となっては常に圏外となっているものだ。

「これ、見て?」と言い、彼女は待ち受けにした写真を見せた。数年前に撮ったものだとわかる。写真のA子は制服姿で、友達と思われる女子と笑っている。

 A子が差し出した携帯を受け取り、天喜は画面を覗き込んだ。A子の隣で微笑む女子をジッと見つめる。

 整った顔立ち。芯のある瞳。不思議とどこか惹かれる容貌をしている。なんていうか——タイプだった。

「美人だね、この子」

「うん」と頷き、A子は嬉しそうにした。

「前に……静岡に住んでたときの親友なんだけどね。私の……心の支え」

 天喜はふぅん、と呟き、彼女に携帯を返した。