A型とかB型とか、関係ない。合うとか合わないとか。決めつける考え方自体が、間違ってる。
わかり合えるときもあるし、そうじゃないときも、もちろんある。
なんでわかってくれないの? って。孤独を感じていた私は、ただ独りよがりに駄々をこねていただけだ。
——私。
あいつのこと、ちゃんと知りたいかも。
ただのムカつく同居人じゃなくて……久々津天喜のこと、ちゃんと理解したい。
*
翌日。宝瑠は枕元で鳴るアラームに手を伸ばし、電子音を止めた。午前六時だ。
隣を見ると、今朝は日葵の姿がない。視線を少しだけ上げてベッドを見つめる。小さな少女が無垢な寝顔で横になり、寝息を立てていた。
相変わらず、よく眠ってる。
宝瑠は口元にふっと笑みを浮かべて、布団から抜け出した。スマホを手に、隣室のリビングへ向かう。
目の前にあるソファを見つめ、キッチンに目を向ける。昨日と違い、久々津の姿はそこになかった。まだ、眠っているのだろうか。
スマホをカウンターテーブルに置き、洗面所へ向かった。鏡に映る寝ぼけまなこの自分と向かい合い、カランを捻った。泡洗顔で顔を洗い、フェイスタオルに顔を埋める。
小さなあくびとともに、ため息がもれた。
……うん?
離れたところでスマホの音が鳴っている。
わかり合えるときもあるし、そうじゃないときも、もちろんある。
なんでわかってくれないの? って。孤独を感じていた私は、ただ独りよがりに駄々をこねていただけだ。
——私。
あいつのこと、ちゃんと知りたいかも。
ただのムカつく同居人じゃなくて……久々津天喜のこと、ちゃんと理解したい。
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翌日。宝瑠は枕元で鳴るアラームに手を伸ばし、電子音を止めた。午前六時だ。
隣を見ると、今朝は日葵の姿がない。視線を少しだけ上げてベッドを見つめる。小さな少女が無垢な寝顔で横になり、寝息を立てていた。
相変わらず、よく眠ってる。
宝瑠は口元にふっと笑みを浮かべて、布団から抜け出した。スマホを手に、隣室のリビングへ向かう。
目の前にあるソファを見つめ、キッチンに目を向ける。昨日と違い、久々津の姿はそこになかった。まだ、眠っているのだろうか。
スマホをカウンターテーブルに置き、洗面所へ向かった。鏡に映る寝ぼけまなこの自分と向かい合い、カランを捻った。泡洗顔で顔を洗い、フェイスタオルに顔を埋める。
小さなあくびとともに、ため息がもれた。
……うん?
離れたところでスマホの音が鳴っている。



