憔悴して顔を上げると、佐伯が心配そうな顔つきで宝瑠を見ていた。「なにか仕事でトラブルでも?」とその目が物語っていた。
「ああ、なんでもない。ちょっとね、プライベートで。厄介なやつがいるのよ」
「そう、なんですか……」
佐伯はなにか言いたげに首を捻った。
宝瑠は再度スマホに目を落とし、【わかった。一緒に食べるから作ってて。献立はなんでもいいから】と書いて送信した。
ホーム画面に戻ってすぐ返信がくる。しかし、そのタイミングでデスク上の電話が鳴り、宝瑠はスマホを机上に置いた。内線だ。
「はい、営業戦略課・四ノ宮です」
『あ、小野寺だけど。今1〜2分いい?』
「ええ、どうかした?」
電話応対する宝瑠を気にかけながらも、佐伯が自分のデスクに戻っていく。
『今、山王食品からメールの返事があって。Akiとの契約、四ノ宮にも同席してもらいたいって頼まれたんだ』
「……え」
『企画立案の四ノ宮には、全体の流れとして把握しておいてほしいってことでさ』
……なるほど。
宝瑠は受話器を耳に当てたまま、ちらっとパソコン画面を見やる。
「それ何時から?」
『十二時。Akiの都合に合わせたから、昼休憩の時間になるけど……いける?』
「ああ、なんでもない。ちょっとね、プライベートで。厄介なやつがいるのよ」
「そう、なんですか……」
佐伯はなにか言いたげに首を捻った。
宝瑠は再度スマホに目を落とし、【わかった。一緒に食べるから作ってて。献立はなんでもいいから】と書いて送信した。
ホーム画面に戻ってすぐ返信がくる。しかし、そのタイミングでデスク上の電話が鳴り、宝瑠はスマホを机上に置いた。内線だ。
「はい、営業戦略課・四ノ宮です」
『あ、小野寺だけど。今1〜2分いい?』
「ええ、どうかした?」
電話応対する宝瑠を気にかけながらも、佐伯が自分のデスクに戻っていく。
『今、山王食品からメールの返事があって。Akiとの契約、四ノ宮にも同席してもらいたいって頼まれたんだ』
「……え」
『企画立案の四ノ宮には、全体の流れとして把握しておいてほしいってことでさ』
……なるほど。
宝瑠は受話器を耳に当てたまま、ちらっとパソコン画面を見やる。
「それ何時から?」
『十二時。Akiの都合に合わせたから、昼休憩の時間になるけど……いける?』



