トーストにスクランブルエッグ。レタスときゅうり、トマトを添えた色鮮やかなサラダ。
小皿に盛られたヨーグルトには優しい白さがあり、グラスの水が朝の光を反射していた。
すごい……誰かが私のために用意してくれた朝ごはんなんて。何年ぶりだろう。
宝瑠はメニューをしげしげと眺めた。出張中の、ホテルの朝食でしか見ない光景にしばし感動を覚える。
ていうか、これ。食費はどうしたらいいんだろう? 折半するとか、三分の一出すとか……しなきゃいけないよね?
カウンターテーブルにあるスツールに腰を下ろした。連休中に買った、自分専用の椅子だ。
先にいただいちゃってもいいのかな?
日葵の部屋から久々津の声が聞こえて、そちらに目を向けた。程なくして、彼と日葵がリビングに出てきた。
日葵は眠気まなこをこすり、まだ眠そうだ。ゆうに九時間は寝ているはずだが、子供の睡眠時間には果てがないのかもしれない、そんなことを考える。
「おはよう、ママ……」
日葵がくぐもった声で言い、宝瑠にすり寄ってくる。
「おはよう、ひまちゃん」
言いながら、ふっと笑みが浮かんだ。
「ひま、顔洗ってきな?」
「うん」
「朝ごはん、ママと一緒でパンにするか?」
「ひま、シリアルがいい」
「わかった。今日はフルーツなしだから、ちゃんと野菜食べろよ?」
「……はぁーい」
小皿に盛られたヨーグルトには優しい白さがあり、グラスの水が朝の光を反射していた。
すごい……誰かが私のために用意してくれた朝ごはんなんて。何年ぶりだろう。
宝瑠はメニューをしげしげと眺めた。出張中の、ホテルの朝食でしか見ない光景にしばし感動を覚える。
ていうか、これ。食費はどうしたらいいんだろう? 折半するとか、三分の一出すとか……しなきゃいけないよね?
カウンターテーブルにあるスツールに腰を下ろした。連休中に買った、自分専用の椅子だ。
先にいただいちゃってもいいのかな?
日葵の部屋から久々津の声が聞こえて、そちらに目を向けた。程なくして、彼と日葵がリビングに出てきた。
日葵は眠気まなこをこすり、まだ眠そうだ。ゆうに九時間は寝ているはずだが、子供の睡眠時間には果てがないのかもしれない、そんなことを考える。
「おはよう、ママ……」
日葵がくぐもった声で言い、宝瑠にすり寄ってくる。
「おはよう、ひまちゃん」
言いながら、ふっと笑みが浮かんだ。
「ひま、顔洗ってきな?」
「うん」
「朝ごはん、ママと一緒でパンにするか?」
「ひま、シリアルがいい」
「わかった。今日はフルーツなしだから、ちゃんと野菜食べろよ?」
「……はぁーい」



