AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 そこで宝瑠は言葉に詰まった。ぐっと押し黙り、次に続ける言葉を見失う。「無理よ」と弱々しく呟いた。

「ていうか……、本気で言ってるの? むしろ、久々津さんの方が嫌よね? 日葵ちゃんのためとはいえ、私みたいな赤の他人に、私生活を掻き回されるの」
「……さぁ? やってみなきゃわからない」

 宝瑠は額に手を当てて、無言で瞑目した。頭が痛いと言わんばかりに、顔をしかめて続ける。

「あの……。前々から、なんとなくそうなのかなってずっと思ってたんですけど。この際だから、言っちゃってもいいですか?」
「……どうぞ?」
「久々津さん、B型ですよね?」
「……はい?」
「A型の私からすると、合わないってすぐわかるんです。絶妙に、こう……イラつくっていうか。B型で、なおかつ天邪鬼(あまのじゃく)属性も兼ねてますよね?」
「……まぁ。そうかもしれないっスね」

 久々津の受け答えは、いちいちカンにさわる。なんでこんなに腹が立つんだろう。

「つーか。血液型で判断する奴、俺は嫌いだなー」
「どうでもいいです、あなたの好みなんて。興味ありませんから」
「……で、結局どうすんの?」
「えっ……」
「一緒に暮らすの? 暮らさないの? それによっては、どの程度まで仕事を受けるかも判断するから、そのつもりでいてね?」

 にっこり笑う久々津を見て、宝瑠の頬が不自然に引きつった。