AI生成でママにされた私は、シングルの年下クズ男子に再構築されています。

 つくなら綺麗に嘘をつく。日葵が真実(本当のこと)を知るのは、まだ先でもいい、そう考えているのかもしれない。

 父親としての彼の気持ちはわかるけれど……私はどう振る舞うのが“正解”なんだろう……?

 お昼を食べたあと、園内に作られた公園で小一時間、日葵を遊ばせた。久々津も一緒になって遊んでいた。

 その様子をぼんやり眺めながら、宝瑠は小さな吐息をもらした。

 父親としての彼は……本当に“いいお父さん”なんだろうな。

 昨日は「光源氏計画」なんてふざけたことを言っていたけれど。あれが彼なりのジョークだったと、今ではすんなりと理解できる。

 母親がいないぶん、存分に愛情をかけている。子供が寂しい思いをしないように。

 それでも、どこか矛盾はあるけれど……。

 宝瑠は俯きがちに、かすかに微笑んだ。
 日葵にスマホを持たせているからと高をくくり、彼は行き先を追及しようとしない。“ちゃんと見ているつもり”かもしれないけれど。
「それは違うでしょ」と、心の中で呟いた。

 日葵は自分を本当の母親だと信じて疑わない。その気持ちに合わせて、久々津は綺麗に嘘をついている。

 嫌な言い方をしたら、他人の私に、“ママ役”を押し付けている。