引きこもりですが、守ることだけは最強です!

部屋の中に入ってきた男の人は、そう言ってこっちに笑顔を向ける。

その笑顔は、昔私を誘拐した人と、全く同じだった。

思わず、固まってしまう。


「お腹すいたかい? ご飯持ってくるね」


幸い、誘拐した男の人はそう言ってすぐに部屋を出て行った。

誘拐した男の人がいなくなると、ふっと体の力が抜ける。

……心臓がバクバクいってる。

怖い……手も震えてる。

最近は震えてる時、いつもそばにいてくれるさっくんがいないことに寂しさも感じる。

……どうすればいいんだろう。

そう悩みながら、ベットに寝転ぶ。

なんだかとっても疲れた……

少し休もうと思って、寝転んで目を瞑る。

眠りたいけど、ここで寝るのはちょっと怖い。

静かで、どうしてもこれからどうなるんだろうと不安になってしまう。

一度、目を開けると、ちょうど扉が叩かれる。

すぐに起き上がって、扉から離れる。


「持ってきたよ、置いておくね?」