引きこもりですが、守ることだけは最強です!

そう元気よく笑いかけると、さっくんはようやく安心したような表情をした。

……もしかしたら、ちょっとだけ不安が顔に出てたのかもしれない。

心配かけないようにしないと……と気合を入れていると、部屋についた。


「送ってくれてありがと! また明日ね」

「……ああ、また」


そう言って階段を登っていくさっくんに私は手を振る。

さっくんはこっちをチラチラと見ながら名残惜しそうに階段を登っていった。

さっくんが見えなくなって、部屋に入る。

……今日も、なんだか疲れちゃった。

誘拐してきたやつの話を聞いたからかもしれない。

私はソファに座りながら、ため息をつく。

ゆっくりしてと言われたけど、どうしようかな……

一人になると、やっぱり不安が大きくなってきて、ゆっくりするどころではない。

私はしばらくぼーっとしていたけど、起き上がって頬を軽く叩く。

……よし、明日の準備をしよう。

そうしてる方が、気も紛れるはず。

気合を入れて、荷物の準備を始めた。




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