引きこもりですが、守ることだけは最強です!

「だっ、大丈夫ですか……?」

「うん、大丈夫だよ。藍音さんは……結界を張ってたのかな?」

「そうです」


黄瀬くんに聞かれたので、頷きながら答える。

こう話している間にも女の子は攻撃してきていて、黄瀬くんたちに傷が増えていく。


「……ごめんけど、僕たちにも結界を張ってくれない?」

「も、もちろんです! ちょっとこっちにきてくれますか?」


元気よく返事をして、鞄から紙を取り出す。

たくさん持ってきてよかった……今は書いてる暇なんてないし。

さっそく近くにいたさっくんの手に紙を貼り、唱える。


「……結界、展開」


貼った紙が青白く光り、周りに広がりながら溶けるように消えていく。

いつもはこの綺麗な光景をちょっと眺めているけど、今はそんな暇はない。

こっちに向かってきた黄瀬くんたちの手に、紙を貼る。


「結界、全部展開」

「おぉ〜! ありがと〜!」


そういった桃園くんに続いて、全員がお礼を言ってくれる。

別に気にしなくてもいいのに……

ちょっと照れていると、桃園くんが女の子に向かって言った。