引きこもりですが、守ることだけは最強です!

全員が目の前の大きい木を見上げる。

じっと目を凝らすと、何か小さな人影のような物が見える。

私よりちょっと大きいくらいの、小さな人影だ。


「撃ってみるね〜? ば〜ん!」

「あっ、ちょっと……」


黄瀬くんが止めようとするけど、間に合わなかった。

桃園くんが撃った空気砲は綺麗に人影に命中する。

場所がばれていると思っていなかったのか、避けようともしなかった。

人影はバランスを崩すようにして、大きな木から落ちてくる。


「駄目だろう? いきなり攻撃したら」

「ごめんなさ〜い! 君も、ごめんね〜?」

「……落下。人、発見」


落ちてきた女の子はぶつぶつと呟きながら、土が顔についているのを気にせず立ち上がった。

そしてフラりとこっちの方を向く。

黄緑色のツインテールには葉っぱがついていて、茶色の目はぼーっとしている。

なんだか不気味……

そんな女の子に、黄瀬くんが聞く。


「君がこの公園で起きてた現象の犯人なのかな?」

「……命令、実行。攻撃、開始」