引きこもりですが、守ることだけは最強です!

そのまましばらく公園で待ち、すっかり辺りは暗くなってしまった。

怪我をした人も何人か出て、その度に黄瀬くんが手当てをしていた。

暗くなったからか、その手当てをした男の子たちも帰っていった。

帰るときに手を振っていて、可愛かった。


「じゃあ、そろそろ探し始めようか」

「は、はい。いたところに案内しますね」


そう言って移動していく緑野くんに、全員でついていく。

しばらく歩いて、ついた先は木がたくさん生えた場所だった。

木が邪魔で、奥の方がよく見えない。

草も生い茂っていて、隠れるのにはちょうど良さそうな場所だ。


「ここにいたのかな?」

「はい、今もいます」


木に隠れてよく見えない方向を指差しながら、はっきりとそう言う緑野くん。

その方向に、桃園くんが「さっそく行ってみよ〜!」と進んでいく。

そんな桃園くんを緑野くんが慌てて追いかけていく。

私たちも桃園くんを追いかけて木々の中に入る。

しばらく歩くと、ちょっとだけひらけた場所についた。

桃園くんと緑野くんは、そこで止っている。


「ここにいるの〜?」

「はい、います。えっと、木の上……です」