引きこもりですが、守ることだけは最強です!

男の子たちは、元気良く返事をしてまた遊びに向かった。

それを見送ると、私たちはまたベンチに戻る。

そこにちょうど、緑野くんと桃園くんが戻ってきた。


「ねぇねぇ~! 聞いて聞いて~!」

「どうしたのかな?」

「智哉がなにか見つけたって~!」


元気良くそう言う桃園くんに、黄瀬くんは驚いたような顔を向ける。

そしてすぐに緑野くんのほうを向き、聞く。


「それは本当かな?」

「は、はい……なにか、人がいたような気がします」


恐る恐る、そう言う緑野くん。

人か……その人が、男の子に怪我をさせたのかな?

でも、どうして怪我させるんだろう……

悩んでいると、黄瀬くんが言った。


「……よし、じゃあもう少し暗くなったら探してみようか。まだ人も多いしね」

「は〜い!」

「おう!」


元気よく返事をした二人に続いて、私も「はい」と返事をする。

人に能力がバレたらいけないし、人がいるとちょっとまずい。

……でもまだ明るいし、人がいなくなるまで結構時間がかかりそうだなぁ。

私は目を細めながら空を見上げて、そう考えていた。




◇◆◇