引きこもりですが、守ることだけは最強です!

「いってー!」

「大丈夫だよ。消毒するから、少ししみるかも」


黄瀬くんがそう言いながら、男の子の怪我を消毒する。

男の子は目を涙で潤ませながらも、おとなしくしていた。


「……よし、これで大丈夫だね」

「ありがと、にいちゃん!」


黄瀬くんが絆創膏を貼って離れると、男の子が笑顔でお礼を言った。

もう痛くなさそうで、ホッとする。

ちょっと絆創膏を気にしながらも、元気よく飛び跳ねている。

そんな男の子に、黄瀬くんが聞いた。


「怪我した時、何か気になることはあったかな?」

「んー? なかった……あ! かぜがぶおってしたときにけがしたぞ!」

「確かに、さっき風が吹いてたね……」


黄瀬くんはそう呟いて、考え込む。

確かに、強い風が吹いた後に怪我をしたって呼ばれたよね?

風が関係あるのかな?

そう考えていると、考え終わった黄瀬くんが子どもたちに言う。


「教えてくれてありがとう。怪我したら、また呼んでね」

「おう!」