引きこもりですが、守ることだけは最強です!

首を傾げながら、聞く。

さっくんは難しそうな顔をしていて、話していいか迷っている様子だ。

何かあったなら、話して欲しいけど……

そうさっくんを見ていると、小さな声で話し出した。


「……あの女、心の中で変なことを言っていた」

「変なこと?」

「……『ようやく現れたわ、報告しないと』、と」


な、なにそれ……

あ、現れたって……私を探してたってこと?

私を探してる人なんて、いないと思うけど……

そう考えながらも、なぜか体は震えている。


「わ、私を探してる人なんて、いないでしょ?」

「……いや、前の誘拐犯が捕まってない」


え、な、なんで……前の誘拐犯は、捕まってないの?

混乱しながらも、考える。

……そういえば、助けられてから誘拐した人のことは聞いてなかった。

そうか、捕まってないのか……

私は震えながら、手のひらを握る。

結界があるから、昔よりは安全だ。

あとは、気をつけるだけ……