引きこもりですが、守ることだけは最強です!

桃園くんは遊べることに嬉しそうだけど、私は疲れちゃうから遠慮したい。

さっくんもそう考えたのか、断っていた。

黄瀬くんはちょっと残念そうにしながらも、桃園くんを連れて子どもたちのところに戻っていく。

しばらく子どもたちと遊んでいる様子を眺めていると、緑野くんがフラフラとこっちに向かってくる様子が見えた。


「ど、どうしました?」

「無理です……疲れました」


顔色を悪くしながら、緑野くんはそう答える。

そ、そうだよね。

緑野くんは私と同じく体力がなさそうだもん。

むしろ、今まで遊べてたことを褒めるべきだよ。

私だったらすぐ倒れてた気がする。

そう考えていると、さっくんが緑野くんに水を差し出す。

どこにでも売っていそうな、ペットボトルに入った水だ。


「ありがとうございます……」

「……別に」


緑野くんは水を受け取ると、すぐに飲み始める。

すごく喉が乾いてたことがわかるくらい、勢いよく水が減っていく。

ほ、本当に疲れてるんだな……

私はちょっと心配しながら、水を飲み終わった緑野くんにハンカチを差し出した。