引きこもりですが、守ることだけは最強です!

そう言って指差した場所には、数人の子どもたちと綺麗な女の人がベンチに座っていた。

桃園くんは「ありがと〜!」とお礼を言って、その方向に向かっていく。

私もさっくんと一緒について行った。

黄瀬くんと赤羽くん、緑野くんも着いて行こうとしてたけど、子供たちに阻まれて来れてなかった。

仕方がないなぁというふうに、子どもたちと遊んでいる。

そんな三人を放って、桃園くんは綺麗な女の人に話しかけた。


「ねぇねぇ、お姉さん! こんにちは〜!」

「あら……こんにちは」

「ちょっと聞きたいことがあって〜、いいですか〜?」

「いいわよ。でも、ちょっと待っててちょうだいね〜」


綺麗な女の人はそう言って、隣に座っている男の子の足に絆創膏を貼る。

……もしかして、この子が怪我をした子なのかな?

あんまり大きい怪我じゃなさそうだけど……ちょっと痛そうだなぁ。

そう考えていると、綺麗な女の人が男の子に話しかける。


「これで大丈夫よ」

「ありがと、おねえさん!」


男の子はそう言うと、黄瀬くんたちの方に走って行った。

それを見送った綺麗な女の人は、「お待たせしてごめんなさいね」と謝りながら聞いてきた。